累計90万部超え、直木賞受賞作が待望の映画化
孤独を抱える人々は「非日常」を求め、扉を開く
北国の湿原を望むラブホテル。一人娘・雅代とホテルだけが知っている、それぞれの人間模様。ホテルローヤル 波瑠 松山ケンイチ 余 貴美子 原 扶貴子 伊藤沙莉 岡山天音 正名僕蔵 内田 慈 冨手麻妙 丞 威 稲葉 友 斎藤 歩 友 近 / 夏川結衣 安田 顕 原作:桜木紫乃「ホテルローヤル」(集英社文庫刊) 監督;武 正晴  脚本:清水友佳子 音楽:富貴晴美  主題歌:Leola「白いページの中に」(Sony Music Labels Inc.) 製作幹事:メ~テレ ファトム・フィルム 製作プロダクション:ダブ 配給・宣伝:ファントム・フィルム
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累計95万部超え、直木賞受賞作が待望の映画化
孤独を抱える人々は「非日常」を求め、扉を開く
北国の湿原を望むラブホテル。一人娘・雅代とホテルだけが知っている、それぞれの人間模様。ホテルローヤル 波瑠 松山ケンイチ 余 貴美子 原 扶貴子 伊藤沙莉 岡山天音 正名僕蔵 内田 慈 冨手麻妙 丞 威 稲葉 友 斎藤 歩 友 近 / 夏川結衣 安田 顕 原作:桜木紫乃「ホテルローヤル」(集英社文庫刊) 監督;武 正晴  脚本:清水友佳子 音楽:富貴晴美  主題歌:Leola「白いページの中に」(Sony Music Labels Inc.) 製作幹事:メ~テレ ファトム・フィルム 製作プロダクション:ダブ 配給・宣伝:ファントム・フィルム

INTRODUCTION

2時間3,800円 身も心もさらけ出した男と女の現実<リアル>

原作は累計発行部数95万部を超える桜木紫乃の直木賞受賞作。桜木の実家だったラブホテルを舞台にした七編の連作を、現代と過去を交錯させ一つの物語へ大胆に映像化した。メガホンをとるのは、『百円の恋』や『嘘八百』、昨年のNetflix国内視聴ランキング1位を獲得した「全裸監督」など精力的な活動を続ける武正晴。脚本は、連続テレビ小説「エール」を手がけた清水友佳子。主人公であるホテル経営者の一人娘の雅代には、映画やドラマで圧倒的な演技力と存在感を示す波瑠。桜木自身を投影した役を、繊細さの中に意志の強さを感じさせて好演。共演には松山ケンイチ、安田顕、余貴美子、原扶貴子、夏川結衣、伊藤沙莉、岡山天音ら実力派俳優陣が名を連ねる。

誰にも言えない秘密や孤独を抱えた人々が訪れる場所、ホテルローヤル。そんなホテルと共に人生を歩む雅代が見つめてきた、切ない人間模様と人生の哀歓。誰しもに訪れる人生の一瞬の煌めきを切り取り、観る者の心に温かな余韻と感動をもたらす。

STORY

北海道、釧路湿原を望む高台のラブホテル。雅代は美大受験に失敗し、居心地の悪さを感じながら、家業であるホテルを手伝うことに。アダルトグッズ会社の営業、宮川への恋心を秘めつつ黙々と仕事をこなす日々。甲斐性のない父、大吉に代わり半ば諦めるように継いだホテルには、「非日常」を求めて様々な人が訪れる。投稿ヌード写真の撮影をするカップル、子育てと親の介護に追われる夫婦、行き場を失った女子高生と妻に裏切られた高校教師。そんな中、一室で心中事件が起こり、ホテルはマスコミの標的に。さらに大吉が病に倒れ、雅代はホテルと、そして「自分の人生」に初めて向き合っていく・・・。

CAST

波瑠 / 田中雅代役

ホテルローヤルの一人娘。美大受験に失敗し、渋々家業を手伝うことに。ホテルの娘であることに反発して過ごしてきたが、後に継ぎ女将となる。“非日常”を求めて訪れる人々を傍観しながら黙々と仕事に励む。宮川へ淡い恋心を抱いている。

松山ケンイチ / 宮川聡史役

アダルトグッズの製造販売業、豪島商会の営業。雅代たちからは“えっち屋さん”と呼ばれている。物腰が低く温和な性格。妻の言いつけを守り白砂糖を控える生真面目な一面も。

安田顕 / 田中大吉役

ホテルローヤルの創立者であり、経営者。野心家で、元々は塗装作業員だったが、るり子と出会いホテル開業を決意。しかし今では仕事をるり子に任せ、自由気ままに生活をしている。雅代のことは大事に思っているものの、言葉が足りないため愛情が伝わっていない。

  • 余貴美子 / 能代ミコ役

  • 原扶貴子 / 太田和歌子役

  • 夏川結衣 / 田中るり子役

  • 伊藤沙莉 / 佐倉まりあ役

  • 岡山天音 / 野島亮介役

  • 正名僕蔵 / 本間真一役

  • 内田慈 / 本間恵役

  • 丞威 / 貴史役

  • 冨手麻妙 / 美幸役

  • 稲葉友 / 坂上朝人役

  • 和知龍範 / 若き日の大吉役

  • 玉田志織 / 若き日のるり子役

  • 斎藤歩 / 能代正太郎役

  • 友近 / 能代ミコの母役

STAFF

武 正晴 / 監督

1967年愛知県出身。短編映画『夏美のなつ いちばんきれいな夕日』(06)の後、『ボーイ・ミーツ・プサン』(07)で長編映画デビュー。『カフェ代官山~Sweet Boys~』(08)、『カフェ代官山 II ~夢の続き~』(08)、『花婿は18 歳』(09)、『カフェ・ソウル』(09)、『EDEN』(12)、『モンゴル野球青春記』(13)、『イン・ザ・ヒーロー』(14)、『百円の恋』(14)などを監督。『百円の恋』は、日本アカデミー賞、ブルーリボン賞など数々の映画賞を総なめにし話題を呼び、第88回アカデミー賞外国語映画賞の日本代表作品としてもエントリーされた。近作には、『リングサイド・ストーリー』(17)、『嘘八百』(18)、『銃』(18)、『きばいやんせ!私』(19)、『嘘八百 京町ロワイヤル』(20)、『銃2020』(20)など。公開待機作に『アンダードッグ』がある。Netflixで配信中の話題作「全裸監督」では総監督をつとめている。

監督インタビュー

Q.原作を読まれた時の印象は?

―普段小説はあまり読まないのですが、本作はとても面白かったです。映画を撮り続けていると、こういう素敵な出会いがあります。原作の一番の魅力は、連作だけれど、実はひとつひとつが全部裏で繋がっていて、それを読み解くのがすごく面白いこと。ただこれを映画化するには、原作をいじらないと作れないと感じていました。そこを原作の桜木先生が快諾してくれたのは、本当に感謝しています。

Q.雅代についてお聞かせください。波瑠さんの印象はいかがでしたか?

―波瑠さんとは初めてご一緒させていただきましたが、前々から眼鏡をかけている姿を見ていて、似合うなと。桜木先生自身も眼鏡をかけている方だし、波瑠さんは桜木先生のムードを持っている方で、雅代のキャラクターがぴったりハマると思いました。波瑠さんのイメージで演じてもらい、見事に雅代を演じてくれました。これはもうキャスティングの勝利じゃないですか。

Q.松山さん、安田さんについてはいかがでしょうか?

―松山さんは北国(青森県)出身だから、北海道が舞台の本作に出ると面白いことになるなと。あの朴訥とした感じが、呑気なオモチャ屋さんに合っていると思いました。松山さんは普段から青森の言葉なので、敢えて変えることなく喋ってもらいました。明らかに北海道ではない東北っぽいなまりが出る瞬間がとてもいいんです。劇中では説明していませんが、東北出身で北海道に来ているとか、そういう宮川のバックグラウンドができたら良いなと思ったので。安田さんは、この方こそ北海道出身ですもんね。今回は実年齢よりも上の年齢を演じてもらう必要があったので、特殊メイクを使ったり、体型を変化させたりが必要でしたが、見事に表現してくれました。

Q.ホテルローヤルの世界観を作り上げる上で意識した点は?

―小説を読んで、明らかにひとつの部屋が軸になっているのが分かったので、あの部屋での出来事が全部繋がっていることが読み取れた時に、このホテル、そして部屋をもうひとつの主人公にできないかと考えました。この部屋で起こる10年近くを描けたら、それはとても映画的だと。ひとつの物語として繋げるうえで、どうしてもホテルローヤルという場所からは離れたくなかったので。もっと言うとあの部屋から離れたくなかったのです。

Q.雅代の物語として描こうとした理由は?

―僕は最後に雅代を救ってあげたかったんですよね。彼女はどこか自分の生まれ育った場所や家族、仕事など様々なしがらみによって、がんじがらめになっている気がしたんです。僕はそこから逃げてもいいんだよって言ってあげたかった。これは女性に向けてのメッセージでもあります。がんじがらめになって苦しむ必要はないし、逃げることが悪いことではないと思うのです。僕は「積極的な逃避」があっていいと思っています。最後に肩の力を抜いてふっと笑う雅代の決断には共感してもらえるのではないかと思います。

東京都出身。2000年に脚本家デビュー。2017年にドラマ「リバース」(TBS)で第93回ザテレビジョンドラマアカデミー賞脚本賞・最優秀作品賞、第8回コンフィデンスアワード・ドラマ賞脚本賞・作品賞を、2019年度のドラマ「わたし、定時で帰ります。」(TBS)では第57回ギャラクシー賞奨励賞を受賞。脚本を担当した映画に「手紙」(06/生野慈朗監督)、「イエスタデイズ」(08/窪田崇監督)など。2020年放送のNHK連続テレビ小説「エール」の脚本も担当。

日本映画学校卒業後、ナックイメージテクノロジーにて1年間従事。その後、撮影助手として、石井浩一、林淳一郎、芦澤明子、藤石修などに師事。主な撮影作品に『おっぱいバレー』(09/羽住英一郎監督)、『闇金ウシジマくん』(12/山口雅俊監督)シリーズなど。武正晴監督作品としては『百円の恋』(14)、『嘘八百』(18)、『銃』(18)、『嘘八百 京町ロワイヤル』(20)、『銃 2020』(20)などがあり、今作は11度目のタッグとなる。

1985年生まれ、大阪府出身。国立音楽大学作曲専攻を首席で卒業。同大学院修了。『わが母の記』(12/原田眞人監督)で第36回日本アカデミー賞音楽賞優秀賞を最年少で受賞。『日本のいちばん長い日』(15/原田眞人監督)、『関ヶ原』(17/原田眞人監督)で3度の日本アカデミー賞音楽賞優秀賞に輝く。映画の他にも、NHK連続テレビ小説「マッサン」(14)、「ハゲタカ」(18/EX)、NHK大河ドラマ「西郷どん」(18)などの音楽を担当。武正晴監督とは『嘘八百』(18)、『嘘八百京町ロワイヤル』(20)に続いてのタッグとなる。

数多くの作品にて照明助手を経て、『愛のむきだし』(09)、『恋の罪』(11)、『ヒミズ』(12)と園子温監督作に続けて携わる。その後、『魔女の宅急便』(14/清水崇監督)や『日本で一番悪い奴ら』(16/白石和彌監督)、『宮本から君へ』(19/真利子哲也監督)など多くの話題作で照明を手掛けている。武正晴監督作に携わるのは今作が初めて。

1962年生まれ、北海道出身。『DEAD OR ALIVE 2 逃亡者』(00/三池崇史監督)で録音技師デビュー。『フラガール』(06/李相日監督)、『ディア・ドクター』(09/西川美和監督)、『悪人』(10/李相日監督)、『怒り』(16/李相日監督)で日本アカデミー賞優秀録音賞を受賞。その他の主な作品に、『パッチギ!』(05/井筒和幸監督)、『寄生獣』(14・15/山崎貴監督)、『聖の青春』(16/森義隆監督)など。今後の公開作に『無頼』(20/井筒和幸監督)、『すばらしき世界』(21/西川美和監督)がある。今作が初めての武正晴監督作品となる。

主な作品として、『繕い裁つ人』(15/三島有紀子監督)、『先生と迷い猫』(15/深川栄洋監督)、『少女』(16/三島有紀子監督)、『サクラダリセット前篇・後篇』(17/深川栄洋監督)、『恋と嘘』(17/古澤健監督)、『青夏きみに恋した30日』(18/古澤健監督)、『ビブリア古書堂の事件手帖』(18/三島有紀子監督)、『Red』(20/三島有紀子監督)などがある。今作が初めての武正晴監督作品となる。

ハワイ語でLeoは声、laは太陽。「太陽の歌声」が彼女の名前。熊本県出身。2016年に「Rainbow」でデビュー。次にリリースした「Let it fly」がテレビCMに起用され、10代の女性を中心に人気を集める。2019年待望の2ndアルバム「Things Change but not all」をリリースし、全22都市24公演となる2ndツアー「Leola Live Tour 2019 ”HANGRY!?”」を開催。本年7月10日には「ふたりfeat. JAY'ED」のリリース、さらに「ないものねだり」と「Lucky Me」が『小説の神様君としか描けない物語』(20/久保茂昭監督)の挿入歌に決まっている。聴く者誰もが思わず幸せになってしまうLeolaの「歌声」にご注目あれ。1978年発売の柴田まゆみのカバー曲、本作の主題歌「白いページの中に」は11月配信予定。

「白いページの中に」1978年
作詞・作曲:柴田まゆみ
© 1978 by Yamaha Music Entertainment Holdings, Inc. All RightsReserved. International Copyright Secured.

STAFF

桜木紫乃「ホテルローヤル」 / 原作

1965年北海道釧路市出身。2002年「雪虫」で第82回オール讀物新人賞を受賞。2007年、同作を収録した「氷平線」で単行本デビュー。2013年「ラブレス」で第19回島清恋愛文学賞、「ホテルローヤル」で第149回直木三十五賞を受賞。受賞の際の服装(ゴールデンボンバーの鬼龍院翔が愛用しているタミヤロゴ入りTシャツを着用)や、質疑応答で一躍注目を集める。原作の映画化は『起終点駅 ターミナル』(15/篠原哲雄監督)に続き2作目。その他の映像化作品に「硝子の葦」(15/WOWOW)、「氷の轍」(16/ABC)がある。著作に「裸の華」、「砂上」、「ふたりぐらし」、「光まで5分」、「緋の河」、「家族じまい」など多数。現在も北海道在住。

原作者インタビュー

Q.映画化のオファーを受けた時のお気持ちは?

―新たな表現者が、新しい「ホテルローヤル」を見せてくれるんだ!と素直に嬉しかったです。

Q.完成された映画をご覧になってどう感じましたか?

―小説を書いたときは、あの場所にいたかもしれない人を裸にしている実感があったのに、いざ映画になってみると、原作を書いた自分が裸にされているような心持ちになりました。いっぱしの表現者のつもりでいたのに、映画人集団に、逆に脱がされた感じというか。リアル、というのとはまた少し違う、書き手の内面に踏み込まれた感じがしました。

Q.脚本について何かリクエストは出されたのでしょうか?

―リクエストはしませんでした。「楽しみにしています。お好きなように作ってください」とだけ。映画人の体温を信じているので、口出しはしたくないんです。餅は餅屋、です。

Q.桜木さんから見て、波瑠さん演じる主人公はどう映りましたか?

―美しくて芯のつよい印象の波瑠さんが無表情、無言でスクリーンに映し出されるとき、ある種の凄みを感じました。内側をあまり見せないときの波瑠さんは、わたしの知る「つよい北海道女」そのものでした。

Q.桜木さんの念願が叶う形で実現した、安田顕さんのご出演。父・大吉はいかがでしたか?

―初めてお目にかかったのは、安田さんの主演映画『俳優 亀岡拓次』の舞台挨拶で札幌にいらしたときでした。ご挨拶の際に軽い気持ちで「いつか私の書いたものが映像化されるときはお願いします」と申し上げたのですが、あのときはこんな大ごとになるとは思いませんでした。安田さん演じるローヤル社長の大吉は、壮大な夢の実現として湿原を見下ろす丘の上に「ホテルローヤル」を建てました。それはわたしの父でもあるのですが、安田さんに演じていただいたことで、私は娘として父のなにを見てきたのかなあと、自分としては珍しく感傷的な気持ちになりました。

Q.見学された撮影現場はいかがでしたか?思い出があれば教えてください。

―ものすごい緊張感でした。カメラが回っているあいだ、息を止めてたくらい。あの現場に3日いたら、私は胃が溶けるだろうな、と思いました。病院のベッドで横になっているシーンを撮り終えた安田さんがモニターのある部屋に現れ、「桜木さん、どうでしたか」と訊ねられたのですが、病人メイクは間近で観るとゾンビ。怖くてドン引きしてしまいました。「あ、こんな顔ですもんね」と安田さんに謝らせてしまうという失態。あの日の自分は大馬鹿野郎です。安田さん、ごめんなさい。

Q.この映画がどのように受け止められたら嬉しいですか?

雅代のような女の子は、世の中にたくさんいると思っています。彼女や、彼女とすれ違う人々に物語を感じて、自分の足で一歩を踏み出せるきっかけになったり、すぐそばにいる大切なひとを、改めて大切に思うひとときになればいいな、と思います。

CAST

この作品を撮るなら東京でセットを組むことは
ありえないという制作陣の熱い思いから、
撮影は全編北海道で行われた。
釧路の町の魅力が盛り込まれているのも見逃せない。

国道沿いにあり、劇中の貴史と美幸さながら車で入ってくると一気に映画の世界観に引き込まれる。

1954年に市民の台所として設立された釧路で最も歴史ある市場。北海道三大市場の一つ。「わっしょいわっしょい」という活気溢れる掛け声と「和して商う」ということから名付けられた。

釧路を代表する百貨店、丸三鶴屋は1996年に閉店しているため看板のみ登場している。

釧路市街地のシンボル。黄昏時や夜にライトアップされる橋や、水面に映る街頭の灯りが幻想的。日本初の橋上彫刻「四季の像」(乙女の像)があり、北国に生きる人々のたくましさが表現されているそう。

北海道で水揚量1位を誇り、1年を通して豊富な魚介類が捕れる。

TRAILER

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