直木賞受賞のベストセラー小説、待望の映画化!

ホテルローヤル 2020年冬、TOHOシネマズ 日比谷ほか 全国ロードショー ホテルローヤル 2020年冬、TOHOシネマズ 日比谷ほか 全国ロードショー

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  • 波瑠/田中雅代役
    波瑠/田中雅代役

    ラブホテルで働く人と訪れる人がいて、そこにうまれる微妙な温度差を役者さんたちがどんな風に表現するのかととても楽しみになる脚本でした。撮影期間は、素敵な共演者のみなさんでとても楽しかったです。私が演じた雅代はちょっと周りに馴染めないところがあるので、もっと皆さんと仲良くなりたいなと思いながら我慢していました。
    雅代はどこかいつも傍観者というか、起こる状況の中心にはいない人で。それも自覚していてどこかコンプレックスだったりもして。いつも所在なさげで可哀想にも思えるけど、悲劇のヒロインにはなりきれないような曖昧さだったり、中途半端にも見えるところが彼女の人間味になればいいなと思って演じていました。

  • 松山ケンイチ/宮川聡史役
    松山ケンイチ/宮川聡史役

    自分にとって心を落ち着かせるということをとても大切にしていて、武さんのおかげで現場はとてもスムーズに静かな雰囲気で無駄な力が入る事なく出来ました。
    だいぶ自分の方言寄りになってしまいましたが地元に住む人間を演じるので、方言を意識しました。

  • 安田顕/田中大吉役
    安田顕/田中大吉役

    原作、脚本と拝読し、登場人物それぞれの人間模様の絡まりに、深く感じ入りました。原作の桜木紫乃さんには、何年も前からこの作品への出演を打診していただいておりました。実際に映画化され、こうして出演できたことに、心より感謝申し上げます。
    演じた大吉という人物が加齢していく造形には、特殊メイクを施していただきました。 参加したのは数日でしたが、現場での武正晴監督の演出、キャストの皆様のお芝居、ロケ地北海道釧路の情景を思い出すと、完成した映画を拝見する前から、素敵な作品になっていると確信している自分です。映画館に、この映画を観に行くことが、今から楽しみで仕方ありません。

  • 桜木紫乃/原作

    映画化に寄せて

    あの日あの場所にいたかもしれない人を、小説というかたちで裸にしたと傲慢にも信じていたので、
    映像化のお話をいただいたときは「遠慮なく好きに作ってくださいね」などと言っていた。
    しかし新たな姿で目の前に現れた「ホテルローヤル」は、
    あの日あの場所にいたかもしれない経営者やホテルに集う「家族」の物語となっていた。
    正直に言うと映画という表現に書き手の内面を素っ裸にされたような気持ちになった。
    脱がせたつもりが脱がされていた――エンドロールで泣いてしまうという失態。悔しかった。

    波瑠さんについて

    波瑠さんに、ホテルローヤルのひとり娘、雅代を演じていただいた。
    誰にも心を見せず開かず、無表情を貫き、黙々とラブホテルの掃除をする彼女の姿は、苦しくなるほどリアルでした。

  • 武正晴/監督

    映画化に寄せて

    桜木紫乃さんの名作を映画化できるとお話しをいただき5年。ようやく映画が完成でき、ホッとしている。原作を読んで「ホテルローヤル」というホテルそのものを主人公にできないかと妄想した。どうしても釧路で撮らなくてはと考えた。釧路という土地が我々撮影隊に力を与えてくれた。桜木さんが我々のシナリオに自由を与えてくれた。この原作に惚れ込んだ素晴らしいキャストとスタッフが集結して挑んでくれた。僕の敬愛する啄木が、さいはてと呼んだ土地での仕事を僕は一生忘れないだろう。釧路、札幌、北海道の土地のおかげで、唯一無二の映画が創れたと自画自賛している。